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アダルトチルドレンの苦しみと、そのカウンセリング

アダルトチルドレンはまさに人間関係そのものへの苦しみ。回復のプロセスとその先にあるもの。

●アダルトチルドレン(AC)ーそれは。

“子ども時代の傷が癒えないまま大人になった人たち”を総じてアダルトチルドレン(AC)と称します。その苦しみは「性格」から生じるのではなく、幼少期の環境によって形づくられた心の反応です。その苦しみは人間関係の中で如実に現れ、成長するとともに大きく激しくなっていきます。

 

●ACの苦しみは人間関係の苦しみ。

ACの苦しみは人間関係の苦しみです。

 

・責められるのではないか

・嫌われたのではないか

・見捨てられるのではないか

 

このように人からどう思われているかが気になり、人の顔色を常に窺う習慣が身につく。身体に力が入っていたり、呼吸が浅かったり、その状態が当たり前なので本人が気づくことは少ないかもしれませんが、心身共に常に緊張状態にあるのです。それは自律神経にも影響を与えて、睡眠障害や心臓への負担ともつながっていきます。

そして、人間関係は生きる上で切っても切れない関係です。成長すると共に学生生活、社会人など人間関係は多岐に広がっていきます。もちろん恋愛関係等もその一つです。そのように人間関係が広がれば広がるほど自分の苦しみに気づき、苦しさは増していくのです。

 

●ACが生じる背景。

ACの苦しみの多くは、いわゆる機能不全家族の中で生じます。

 

・威圧的、暴力的な親

・過干渉、過保護で支配的な親

・兄弟姉妹関係も含めて安心できない家庭環境

・親が依存症や感情的に不安定

 

こうした環境では「自分は愛されていない」「守られていない」という感覚が根づき、自己肯定感の欠如や対人不信、慢性的な不安感、過度な緊張状態が大人になっても続きます。その苦しみから逃れるために、アルコール、薬物、ギャンブル、摂食、恋愛依存などの依存症を併発することもあります。

依存症の解説ページ

 

●ACは世代を超えて連鎖する。

また、ACの特徴のひとつに、世代間連鎖があります。「親のようにはならない」と願っていたのに、気づけば同じような関係性を繰り返してしまう。無意識に、かつて自分を苦しめた親と似たパートナーを選んでしまう。これは性格の問題ではなく、無意識的に学び取った親の対人パターンが大人になっても自動的に働くためです。

 

●ACの背景には多くの心理的要因が重なることも。

ACの背景には、複雑性PTSD、愛着障害、発達の特性、共依存、偏ったパーソナリティなどが複雑に絡み合うことがあります。幼少期の強いストレスは脳の器質にも影響し、恐怖や緊張が続くとトラウマ化します。多くの心理的な困難の原点に、ACの傷が潜んでいることは珍しくありません。

※詳しくは複雑性PTSDのページへ

※詳しくは愛着障害のページへ

※詳しくは発達障害のページへ

※詳しくは共依存のページへ

 

●自分がACだと認めることが難しいことも。

ACの方は、以下の理由などから自分がACであることを認めることに強い抵抗感を感じることがあります。

 

・親を悪く思うことへの罪悪感

・「どの家庭も同じ」と思い込む

・相談しても理解されず自責が強まる

 

しかし、まずお伝えしたいのは「あなたは何も悪くなかった」という事実です。無力な子ども時代を、必死に生き抜いてきたからこそのACの苦しみなのです。

 

●当カウンセリングルームならではのACからの回復への取り組み。

ACからの回復には時間が必要ですが、丁寧に取り組むことで確かな変化が生まれていきます。当カウンセリングルームでは、次のように、幼少期から心に刻み込まれた傷の癒しから、自分を苦しめている思考パターンへの働き掛けなど根本的な部分から現在リアルタイムで生じている苦しみの両面に働きかけていきます。

 

・傷ついたインナーチャイルドを癒すワーク

・ありのままの自分を受け入れるためのサポート

・自尊心を育てるための心理的アプローチ

・トラウマ反応を和らげる専門的な心理療法

・安全な対人関係を体験し直すための関わり

・多角的な視点からの考え方の発見

 

これらを通して、「自分は大切にされてよい存在だ」と感じられる心の土台が育ち、人間関係のパターンも少しずつ変わっていきます。当カウンセリングルームのカウンセラー自身もAC経験者です。その経験をもとに、あなたの痛みに寄り添いながら、無理のないペースで回復を支えていきます。

 

●回復した先にある未来。

カウンセリングを通してACから回復の過程を通っているうちに次のような変化が見られるようになります。

 

・今まで気になっていたことが楽に感じられるように。

・自分の思いを大切にしていいと感じられるように。

・呼吸をするのが楽に。

・恐れていた人の顔に対する感情が和らぐ。

・風景が鮮やかに感じられるように。

・自信が芽生えてきた。

・たとえ人が離れていったとしても、しがみつくようなことはなくなった。

・慢性的な不安感が軽くなっていた。

 

回復の過程やスピードは人それぞれです。なかなか楽に感じられずにジレンマも感じることもあるかもしれません。逆に苦しくなったと感じることも。しかしそれは視点を変えればあなたが誠実にご自身の問題に取り組んでいるという証なのです。

あきらめずに丁寧に取り組んでいれば、あなたにとっての新しい未来は必ずや訪れることでしょう。それはあなただけの未来なのです。

自分の苦しみもACが影響しているのではないか、この生きづらさから何とか解放されたい、カウンセリングのことをもっと知りたい、などと感じられましたらぜひお気軽にご相談いただけましたら幸いです。

 

●さらに深く知りたい方へ。

ACの心の動きや回復のプロセスについて、より詳しく知りたい方は、下記のブログ記事も参考にしていただけます。

 

●人間関係・家族との距離感が苦しいときに。

※人間関係が楽になる“許し”の持つ意味とは?

※カウンセリングで結ぶ、家族との新しい関係。

※自分を縛り付ける役割からの解放。

※苦手な相手の顔色を伺ったり、媚びてしまう方へ。

 

●感情の扱い・心の内側と向き合うときに。

※感情を受け容れ、共に歩むマインドフルネスの実践。

※アダルトチルドレンや複雑性PTSDで感情に囚われて苦しい方へ。感情を記録する。

※感情を解放するー感情処理法

※隠された秘密からの解放。

※感情を受け容れ、共に歩むマインドフルネスの実践。

 

●ACの回復プロセス・繰り返す苦しみの理解に。

※アダルトチルドレンの囚われから自由になるための4つのステップ。

※カウンセリングで磨く幸せの5つの力。

※なぜ同じ苦しみを繰り返すのか?カウンセリングで負のスパイラルを断ち切るために。

※再決断療法ー生き方を変える決心をする。

※生きづらさを抱えているあなたへ。カウンセリングで歩む回復への道。

 

●自己理解・欲求・生きづらさの根っこを知りたいときに。

※禁止令(~するな)ー子供の時に受けた言葉がその人の一生を縛り付ける。

※マズローの欲求階層説でひも解く:満たされない欲求とその癒しのために。