幼少期に受けてきた体験から、取り込んでしまった苦しみの大元ともいえる信念。自分は存在してはいけない、人を信頼してはいけない、自分らしくあってはいけない、楽しんではいけない、等々。生き延びるためにはその信念が必要だった。その苦しみの信念によって自分を守って生きてきた。しかし、その信念だけでは現実の苦しみに耐えられず、アルコールや薬物、SEXやギャンブルなど苦しみを麻痺させる依存対象が必要になった。理屈では自分のその信念が間違っていることに気づいていても、感情は変わらなかった。その信念を手放したら生きていけない、その信念と自分は一体化している。しかし、苦しみから真の解放へ向かうには、その信念を手放す決心をしなければならなかった。それは痛みを伴う作業であったが、その痛みを乗り越えた時に、新しい世界が私を待っていた。新しい人生を生きる決心をする、それが再決断療法でもある。