複雑性PTSD(トラウマ)

 幼少期から子供の頃にかけて養育者から怒鳴られる、威圧される、暴力を受けるなどの虐待を受けたり、学校でいじめにあって恐怖にさらされたりと、長期にわたって緊張や恐怖といった強いストレスを受け続けることによって生じる心的外傷後ストレス障害(PTSD)です。

 

 次のような症状が現れることがあります。

●常に思考が頭の中をかけめぐる過覚醒した状態。神経が過敏になっている状態で目の前のことに集中できずに疲労度も高い。

●皮膚をむしったりリストカットなどの自傷行為や希死念慮が生じることも。

●自分は悪いことをしていなくても、何かあると自分のせいに感じる。

●自己主張をすることに対して罪悪感を感じる。

●思った通りできないと自己嫌悪に陥る。

●他人からの評価が気になって仕方なく感じる。

●自分が自分でない感じ(解離)がする。また、自分の感情がわからない(感情鈍麻)。

●怒りや不安などの衝動が抑えきれずにキレて怒鳴ったり、破壊衝動に囚われたり自傷行為で安定を図ろうとしたりする。 

 

 周囲からはわからないかもしれないが、本人の中では常に葛藤が繰り広げられ、アルコールや薬物、ギャンブルや異性などに依存することによって心の痛みを和らげようとして、2次障害ともいえる依存症(アディクト・嗜癖)に陥ることもあります。程度の差はあれ人間関係に苦しみ、社会生活を送ることに対して困難が生じます。

 カウンセリングでは、傷ついた心の癒しから始め、認知行動療法や弁証法的行動療法、マインドフルネス療法などで、思考や感情を和らげながらありのままの自分を受け入れ、愛せるようにサポートしていきます。ご相談・ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。