人は社会の中で人生を歩んでいくうちに、それぞれのステージに見合った課題が与えられます。それを発達課題と呼びます。それがつまづいていたりすると、その後のステージに連鎖的に影響を与えることにもつながっていきます。ご自身の中で負の歴史などがあると、「過ぎ去ったことは変えられないのだから今更振り返ることに何の意味があるのか」、とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、カウンセリングで多角的な視点で見ていく事で、過去に対する思いが変化することもあるのです。その変化は現在につながり、そして未来へとつながっていくのです。ここでは発達課題を理論的に構築したエリクソンによる発達理論の解説をしたいと思います。よろしかったらご一読いただきご自身の人生を振り返る参考にしていただけましたら幸いです。